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2012年12月28日 (金)

409m.千葉で高校生シングルスカル18艇転覆事故

TV、新聞等、マスコミでかなり大きく取り上げられていたので皆さんもご存知と思いますが、12月26日、千葉と茨城の県境にある黒部川で、国体・インターハイに向け合宿を張ってシングルに乗艇中の関東地区5県9校の高校生34名中、18名が転覆するという事故がありました。

原因は強風にあおられて、という事のようですが、幸い4名が軽い低体温症になっただけで済んだようです。

警察が調査を開始したとの話もあるので、事故の詳細は調査結果を待つしかありませんが、我々にも起こりうる話として、雑感を述べたいと思います。

①当日の天気予報
・当日は強風の天気予報は出ていたようですが、出艇時は風は穏やかだったようで出艇しない判断は難しかったと思います。(5県9校の選手が集まったなら尚更)

②天候の急変による中止の判断
・ところが、事故時は白波が立つほどの強風になっていたようです。高校生達は6000mのタイムトライアル中だったようですので、選手が自己判断でトライアルを止める事は難しかったと思います。「やばいなあ」と感じながらも必死で漕いでいたのでしょう。
・となれば指導者側(伴走用モーターボート2艇と岸からもメガホンで指導していたとの話)が、白波の発生状況を見て中止の判断をすべきであったかと思います。

③自力再乗艇
・国体目指すような高校生達なら皆、単独での再乗艇、最悪でも1艇が補助をしての再乗艇は出来そうに思うのですが、それが出来ないくらい風が強かったのでしょうか。それとも普段から再乗艇の練習をしていなかったのかもしれません。
・一般に水温×3倍の時間(分)を超えて水中にいると体温を奪われ危険になります。とにかく早く水中から脱出する事が重要です。

④再乗艇しにくいバックステー
・ニュース写真で見る限り、転覆した艇は3点式リガーの艇であったようです。経験者ならわかると思いますが、自力再乗艇はバックステーがあると一気に困難になります。この機会にバックステー無し、もしくはウイングリガーの艇の普及を期待します。

結論としては、合同練習が災いして先生方も誰も中止を言い出せなかったのかも知れませんが、中止判断の遅れが今回の事故の最大の原因と感じます。「2艇が転覆したので中止判断」ではいかにも遅すぎます。

一方で、我が魚ローの場合、各人がマイペースで練習する事が多いので、各人が臨機応変に練習中止の判断を求められる場合が多くなります。

改めて「白波が立った場合は問答無用で練習中止」の判断を各自でできるようお願いしたいと思います。また、自力再乗艇できるように、単独は無理でも他艇の補助を受けたら再乗艇できるようなスキルを身につけていただきたいと思います。(by監督)

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2012年12月21日 (金)

408m.新型スピードコーチはスグレモノ

最近、T田義さんがニールセンケラーマン社の新型スピードコーチを買われました。
従来のスピードコーチは艇速・距離を船底に取り付けたインペラー(小さなプロペラ)の回転から計測していましたが、新型はGPSを利用するためインペラーと配線不要。ストロークレート(ピッチ)は当然の如く振動から計測するのでこれまた配線不要。ストロークレート、スピード、経過時間の他に、ストローク数、平均速度、距離、1ストロークあたりの距離を表示する機能があります。
ということで、共有艇主体で日によって乗る艇がコロコロ変わる魚ローのようなクラブには誠に便利なツールです。値段は37,800円で、有線式のスピードコーチより安くはなったものの、お父さんのお小遣いにはチト痛い出費になります。
もっとも、自転車やランニングの世界ではこの手の機器は常識で、価格も随分安く出回っているようですが、ようやく我が漕艇の世界にも出現したという事で喜ばないといけませんね。
セッセとお小遣いを貯めましょう。
(写真)T田さんの自艇に取り付けた新型スピードコーチ。本日の漕行距離は約14.7Kmでした。002 004

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2012年12月 7日 (金)

407m.Head of The SETAの写真

瀬田ローさんのホームページに写真が掲載されました。了承をいただいたので我がクルー分を転載します。
(Y山さん、N波さん、N谷、ダブルで参加したT島君)
左向きに漕いでいるのが往路、右向きに漕いでいるのが復路の撮影です。D3a_0042 D4a_8840 D4a_8894 D4a_8916

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2012年12月 4日 (火)

406m.芦屋浜水路での練習ではご注意を

T田さん、T畑さんに「開発」していただいて、最近皆さんが足を伸ばすようになった芦屋浜水路。いつもベタ凪でボート乗りにとって天国みたいな所ですが、先週土曜日に「沈」の事故がありました。

事故のご当人はH口さんで、ツーリングシングルに乗艇中でしたがモーターボートの波に揺らされた際、ローロックのゲートピンが上向きの力に耐え切れずオールが外れ転覆となったものです。

幸いにすぐ近くにY山さんがおられ、Y山さんがH口さんと艇を近くの岸まで引っ張り上げたため事なきを得ました。芦屋浜水路の護岸は石組みで傾斜をしているためたやすく上陸できたのも幸いでした。H口さんは再乗艇して艇庫まで帰投。事故後しばらくは体が冷えて心配でしたが、しばらくたって回復されました。

問題は、当のモーターボートがY山さんの救助活動中も、手伝うどころかUターンして再度すぐ近くを通過し救助活動の妨害をしたとの事。このような遵法精神の無さ、反社会的姿勢は特殊なものと思いたいですが油断は出来ません。

兵庫県の「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」の第8条にはモーターボート等による危険行為の禁止がうたわれ、第19条に常習者は6ヶ月以内の懲役、もしくは20万円以下の罰金という規定があります。でもH口さんを転覆させた犯人達はそんな条例の存在など全く知らないでしょう。

一方で、バブル期以降、芦屋浜水路からボートの姿が消えていたのは事実ですので、プレジャーボート派から見れば「自分達の縄張りに見慣れないよそ者が入り込んできた」と見えるのも事実と思います。

当然ながらプレジャーボート派に遵法精神を持ってもらうような働きかけも重要ですが、その一方で自己防衛も必要です。そこで、芦屋浜水路で練習される場合は以下の点にご注意いただき、事故を防ぐためのご協力を宜しくお願いします。

①出艇の際は艇に異常無いか十分な確認を(ゲートピンもしっかり締めましょう)。
②シングルで出艇する場合は必ず複数で。単独航は避けましょう(冬季は絶対に)。
③プレジャーボートが芦屋浜水路に侵入し出す8時以降は出来るだけ避けましょう。
④プレジャーボートによる事故発生の場合は直ちに神戸海上保安部(078-331-8440)、もしくは海上保安庁(全国共通、局番無しの118)に通報をお願いします。相手の写真が撮れればベストです。
⑤毎年実施している「沈」の再乗艇練習会には必ず参加をお願いします。
(by監督)

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2012年12月 2日 (日)

405m.第五回 魚崎レガッタ シングルスカル初級 奮戦記

「ツー、ミニッツ。」

初級のレースは二人が棄権して2杯の2回勝負になったけど、最初にリードしないと不利になる。生まれて初めてのシングルスカルのレースだけど、慎重に行くだけでは駄目だ。

2レーン、1メートル後ろに。」

分かりました、分かりました、ヨイショっと。追い風のせいか、それにしてもバランス悪いなあ。

1レーン木村、2レーン尼子。」

はーい。シングルスカルのスタート姿勢は不安定や。オールの位置を見るために横向いただけでひっくり返りそう。落ち着いて、落ち着いて。

「アテンション!

さー、行くで!

「ゴー!!

(こわごわ)バランス取りながら、ノーワークのスタートだけど、まずまずや。でも、少し相手の方が強く出たせいか、リードされてる。このまま離されて見えなくなるとまずい。危険を冒しても、少しピッチを上げて蹴りを入れよう。

よしよし、並んだみたい。この調子で少しリードしてしまえ。

そろそろ半分だけど、一艇身ほど勝ってるかな。

(グラッ) バウが切れ込んで、大きくバランスが狂ってしまった。危うかったけど、まだリードは守れてる。少し落ち着いて重心を元に戻そう。フォワードをゆっくり、上半身の力を抜いてと。

「がんばれー!

ゴール近くの声援が聞こえてきた。もうすぐゴールかも。このままリードを保って、落ち着いて漕ごう。それにしても、ボート競技はなんて封建的なスポーツだろう。リードして相手を見ながら漕ぐのと、リードされて見えない相手に追いつこうと焦るのでは、えらい違いだ・・・。

「プーッ」

勝った。1分07191レーンとは2艇身ほどの差か。初出場の初勝利はやっぱり気持ちいい。グラグラ、危うい漕ぎだったけど、まずはひっくり返らなくて、めでたし、めでたし。

「女性相手に、必死で漕いだらあかんよ~。」

面目ありません、でも相手が誰だろうと、こっちも必死だったのです。この調子で、午後の2レース目もがんばるぞ!!

天気予報に反して、時折「狐の嫁入り」になる空模様も、昼過ぎには安定した青空になった。でもシングルスカル初級優勝者の漕ぎは、午後も安定することなく、グラグラ、ドキドキのスリル満点だった。来年は、もっとバランスを良くして思い切って蹴られる実力をつけて、中級に挑戦しよう。

(by尼子)065 066 068 069

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