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2017年5月 8日 (月)

890m.ギザビエ氏の講演会に参加してきました

2017朝日レガッタコーチセミナー兼公認スポーツ指導者義務研修会にギザビエ・ドルフマン氏(日本ボート協会ナショナルスポーツディレクター)の講演会があることを知り、N谷監督と参加してきました。「日本のメダル獲得のために」と題した講演で、内容はローイングのテクニックとトレーニング方法でした。

場所は例年同様、瀬田漕艇倶楽部のフルカワハウスで行われました。

講演は前半80分、後半80分、質疑応答30分と長時間で内容も様々でしたが、とても重要だ、と協調されていたポイントについてご紹介します。

 

B1トレーニング

ボートで世界トップレベルになるために何をするのか、この講演の中でギザビエ氏が主張したかった主題だと思います。ボートは有酸素運動。では、その有酸素運動能力を高めるには何をするか、です。彼がグラフを示しながら説明したのは、乳酸値が高まらない程度の低いレートでの練習、B1トレーニング、B2トレーニング。(以下、B1B2B1の「B」は、Boatの「B」だそうです。)B1とは、距離20km、45分間を2セット、ストロークレート1618、心拍数145155B2とはB1と同じ距離ですが少し強度が上ります。このレートで心拍数を上げるとなると相当強く漕がないと上りません。レートは低いですが相当苦しい練習です。以下、発言を抜粋。

11本のストロークのクオリティを高めることが大切。

・乳酸値が高まるトレーニング(例えばハイレート)は有酸素運動能力を高めるものではない。

・ハイレートだと次のストロークのクオリティを考える余裕がない。

あと、B3B4B5B6と続きますが、レース前のトレーニングでもB3でストロークレート2224、心拍数170190。このB3が有酸素運動の限界に近い所。レース数日前にやっとレート30台のB5B6などのスピード練習を入れるそうです。

B1B6のほかに、C1C2(「C」はサーキットトレーニングの「C」だそうです)といったウエイトトレーニングをレース直前ではなく、主にレース後や冬場に取り入れ筋力を強化するとのことでした。

 

「日本のボート」

彼が日本に来た時〈2013年頃〉に感じた日本のボートとは以下のように感じたそうです。彼はこれは間違っている、と明確に主張しています。

・ハードに追い込むことを楽しんでいる。

・(練習は)きつければきついほどよい、と思っている。

・休むことを軽視している。

 

確かに私たちはボートに限らず、様々なスポーツにおいて少なからず上記のように漠然とイメージしている気がします。

なんのためにこの練習をするのか、といった目的を選手に明確に理解させることも重要。これは我々中高年が長くボートを楽しむためにも共通することかもしれませんね。

 

2017.5.5

 by U塚

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コメント

U塚さん、お疲れ様でした。
1970~80年代の東側諸国ボート界の全盛時代に
採用された練習方法が徹底した長時間の有酸素運動
の重視でした。
でも、当時アマチュア主体の西側諸国はそんな時間が
確保できず、対抗手段としてインターバルトレーニング
を取り入れていました。
その後、西側でも選手のプロ化が進み、かつての東側の
練習方法を取り入れるようになり、今回のギザビエ氏の
講演もその延長上にあるというのが私の理解です。
日本代表強化というテーマならそのやり方も良いと
思いますが、時間の取れない選手の効果的な練習方法は
今でもインターバルではないかと思っていますが、
そこの所を質問する時間がなかったのが残念でした。

投稿: N谷 | 2017年5月 9日 (火) 00時20分

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